人事部長の本音 ~【転職】を成功させるヒント

転職活動・就職活動の成功を応援するブログ。中堅企業(従業員500名)の総務・人事部長として採用部門を統括、年間新卒20名、中途組20名以上採用し、通年でほぼ毎週、年間のべ300名以上の面接・書類審査等の採用実務に追われる日々の中で気づいたことを直言する。

面接

役員面接の話題


↑↑このブログへの応援クリックをよろしくお願いします。更新の励みに頑張ります!

転職活動における書類選考、人事採用担当面接を通過して、最終関門の社長または役員クラス面接にこぎついた時、どのような準備をして当日を迎えれば良いのか。

一次面接では、応募者の人となりの確認(人物評価)と業務に関連するスキルの有無、組織への協調性・順応性を持ち合わせた人材かを判定する作業が重要になる。加えて応募者が希望する待遇の確認とともに、企業側にとっては会社の方針や、仕事内容、職場環境などを事前に理解してもらう機会でもある。

それとは趣が異なるのが最終面接である。一次面接では前職の退職理由やら転職回数が多い理由やらと顔色が変わるような問答に気を使うことが多いだろうが、最終面接ともなれば経営陣を前にある種の決意表明をするぐらいの準備はしておきたい。

特に経営陣クラスの面接者は、入社してからの具体的な仕事の細目より、人生経験談義を通じて、採用候補者の人物を確かめようとする傾向が強い。また政治・経済・社会問題も話題になることが多いので世の中の動向には意見できる見識を持ち合わせたい。

その時に引き出しに入れておきたいのが、これまでの職業経験の中での成功体験だ。人に自慢できるものが無ければ、失敗体験から学んだことでもいい。話の過程で「私も以前、○○のような経験を致しました。」と切り出し、そのことが今でも職業人としての糧となっていると結べれば合格点だろう。

面接でのつまらない嘘  ①


↑↑このブログへの応援クリックをよろしくお願いします。更新の励みに頑張ります!

採用担当者として、年間数百人と面接をこなすようになると、面接に来た人物と言葉を交わすことで大方、本心か、そうでないかは区別がつく。

中には面接慣れしているのか、実によどみなくこちらの質問を「待っていました!!」とばかりに答えていくのだが、都合の悪い(深入りして欲しくない)話になるとそれまでのさわやかな応対から一瞬で強ばった受け答えになってしまう。

企業における採用面接にありがちな想定問答を周到に準備していても、やはり表情に出さず、事実を覆い隠した物言いは不可能であると思う。質問に対し微妙にはぐらかすことで切り抜けた気でいても、そんなことには百戦練磨の面接官である。

私の場合は、答えにくいだろうことに観念するように正直にありのままを語る姿勢にこそ好感を持つことのほうが多いのである。面接で大切なことは、当時お世話になった関係者への敬意(言葉)を忘れないことではないだろうか。たとえ喧嘩別れした上司や会社に対してもだ。

そのことで、面接官は「この人は不平不満だけではなさそうだ。」と感じ、「環境が変われば使えるかもしれない。」とマイナスイメ-ジからプラスに転換することが往々にしてあるからだ。

面接では人物を知るために、そして測るために答えにくいだろうことにも当然踏み込んでいく。こちらの質問をはぐらかすのが一番の減点対象だ。核心の経緯と当時の状況とを客観的に説明できればいいのに、尾ひれをつけての被害者的振る舞いは見苦しいし同情にすら値しない。十分に注意されたい。

履歴書の写真はとっても大事 ②


↑↑このブログへの応援クリックをよろしくお願いします。更新の励みに頑張ります!

人の第一印象のファクタ-に外見があるのは紛れもない事実だ。「人を外見(見た目)で判断してはいけない」とは言うものの、表情や身なりに対する意識をしっかり持っているか否かは、選考の大切な確認ポイントである。

それはその人が入社して以降、職場環境に時間を費やさずに順応できるかどうかといったことにも大なり小なり影響する。

服装のだらしない人、不潔であることに無関心な人、数字さえ上げれば他人を顧みない人(プロ野球選手じゃないのに・・・)など他人の目に無関心な人が組織をいかに停滞させるかを嫌というほど見てきたからだ。

だからこそ採用担当者の目にとまる履歴書の写真には明るく、清潔感のある人を思わせる写真を用意してほしい。会社組織は個性を主張する場ではない。

女性社員の過ぎた茶髪にしても、若い男性社員のうっすらした無精ひげにしても、いちいち注意してくれる周囲はいないだろう。そういう注意をするのが一番面倒で、馬鹿馬鹿しい上、つまらない摩擦を生じるものだからだ。

つまりそうした予備軍は書類選考や面接の段階で確実に排除するのがこちら側のミッションになる。私は履歴書の写真に何かを感じるとき、「とりあえず話は聞いてみよう」とは思わない。これまで私の予想を裏切ってくれた応募者は皆無であったことを付け加えておきたい。

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: