↑↑このブログへの応援クリックをよろしくお願いします。更新の励みに頑張ります! 採用活動において新卒対象者と中途採用者の判断材料は大きく異なる。中途採用にあたっては、それまで社会人として経験してきた職務経歴にスポットが当たるのは当然だ。

最近の応募者の職務経歴書は非常に良く出来たものが多い。良く出来たと言うのは、定形フォ-ムがネットで簡単に手に入るからであろう。整然とこれまでの配属部署から仕事・担当内容、自身のスキルまで簡潔に書き並べられていて、書類審査の段階ではどれも想像できる範囲では「ぜひうちに」となる。

それだけに職務経歴書を作成する能力に長けているだけなのか、本当に文字通りの仕事ができるのかを見分けるのが面接ということになる。

総務人事の募集を行ったときのこと。職歴書には前職では総務部在籍し、約5年間、給与計算・給与事務を担当と記入してある。欠員補充の業務分野だったのでさっそく話を聞くことにした。

職歴書のとおり給与計算の実務知識を確認するとこれがまったく頼りない。実際は従業員150人分のタイムカ-ドを管理(勤怠チェックと残業時間の管理)してそれをエクセルに落とすこと。従業員の交通費申請の集計と取りまとめをして別の給与ソフト入力担当者に投げるまでを行ない、出来上がった給与明細を封入するところを担当していたらしい。

給与計算実務に欠かせない、社会保険の加入・脱退手続きも、年末調整実務も、給与計算ソフトの取り扱いも知識を持っているという水準には達していないのは明白だった。それでも職務経歴書では給与計算担当として立派に役目を果たしてきた?と文字が躍る。

こうしたことは採用現場では日常茶飯事。職務経歴書と実際のギャップに愕然とする毎日である。