↑↑このブログへの応援クリックをよろしくお願いします。更新の励みに頑張ります! 「人のサポ-トをしたいと思いまして、総務を希望しました」と若い志望者(女性)が身振り手振りを交えながら必死に自己アピ-ルをする。
前職を研修期間を含めわずか3カ月で退職している。退職理由は「もともと事務系志望であったが、君には営業が向いていると言われ、営業に配属されたものの、テレアポ取りと飛び込み営業の毎日に、自分らしく働きたいと退職を決意しました。」とよどみなく続ける。
その熱意がどことなく空回りするのを感じるのは、必死すぎる笑顔と、退職理由に関する自己肯定ともとれる過剰なまでの被害者意識を語る姿にある。
今春大学を卒業した、いわゆる第2新卒が早くも転職戦線に繰り出してきている。3年生からはじめれていれば約1年以上の就職活動を通じても、こうしたミスマッチが後を絶たないのは残念なことだ。
新卒で自分の志望する職種に就ける可能性など期待するほうが虫がいい話と思うのだが。こうした意識では、転居を伴う地方転勤や、人事異動などで配置変更などがあるたびに退職・転職を申し出てくるだろう。これでは企業にとっては使いにくい人材と評価されても仕方ない。
「石の上にも3年」というが3年以上同じ会社で働いたことのない経歴の持ち主は決して珍しくない。景気低迷が長期間続いた影響もあるだろうが、転職に対しドライに考える土壌が一般化した結果なのであろう。