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各企業の職場では今年の新入社員の新規配属が一段落し、営業顧客の引き継ぎを兼ねたはじめての訪問営業がはじまっている頃ではないか。

新人営業マンに「きょうは名刺を10枚もらってこい。」とオフィスを送り出しながら、なかなか戻ってこない新人には上司のゲキが飛ぶのは営業の世界では誰もが通る道だろう。

ある新人営業社員が定時の6時に会社に戻ってきた。目標の10枚の名刺には届かず、「5枚でした」とどことなく不安げな表情で上司に報告していた。

その上司は「よし。今から俺も一緒に行くから10枚まで頑張るぞ。」と話しかけた時の新人社員の少しこわばった顔がなんともいえない。その営業課長は新人教育には非常に熱心で、見ていて嫌味がない人望の厚い人物だ。

世間では「パワハラ」なんて言い出したらキリがないことだらけだが、自分も一緒について行くから、という姿勢を見せられて、事務を取っている社員から「行ってらっしゃいませ!!」一斉に声が上がった。新人社員は担当上司だけではなく、全社員でフォロ-する雰囲気が何より大切だと感じた一瞬だった。