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書類選考の過程で、「正社員の経験がない」履歴書をよく目にする。男女を問わず、2年から3年程度で会社を転々としている経歴の多くが派遣社員であったり、契約社員であったりする。

ほんの数年前まで、「正社員で会社に勤めるのが夢(目標)です」と真顔で語る一次面接者にけっこう出くわして来たから全く抵抗はないが、経済が厳しかった平成10年から平成20年頃にかけて就職戦線に出てきた年齢層に不幸が集中しているようだ。

そうした人材に共通するのが、非営業分野の仕事を担当してきていることだ。管理する立場とは申告してきても、話を聞くと単なる先輩後輩のような関係で業務の指示もマニュアル内の確認作業程度のことが多い。

企業にしてみれば中途採用者には経験者かつ即戦力を期待することになるから、新卒と変らない経験値の30代以降の人材を迎えるには躊躇がある。ビジネスの経験値の不足はしかたないにしても、それを補うだけのヒュ-マンスキルを感じさせてくれるか否かを面接では見ることになる。

意欲であり、語り口であり、質問をごまかすことなく、誠実に丁寧に言葉を選んで相手に伝える力が欲しい。身なりや清潔感も大切だ。マイナスの印象を挽回するには、まずはそこからだ。

「この人なら仕事を任せられる」「業務指示を理解し、一度やれば年齢に応じた対処ができる」と面接官を安心させることが大切だろう。