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この時期になると冬の賞与についての査定に取り組んでいる管理職が多いことだろう。部下ひとり一人の業績を公平に数値化する作業は意外に時間と労力がかかるものだ。

中小企業なら社長の「エンピツ舐め」で社員全員納得となるが、拠点数・社員数が増えている企業は人事部が評定の計算式をこしらえて、各変数に当たる係数に管理職が行う査定ポイントを落とし込んでそれらしい数値(金額)に換算する方法が一般的であろうから管理職の責任は大である

わが社でも、今年の冬の賞与査定のための自己評価に対し上司の評価と個別面接を経過して、社長評定をプラスαして最終額を決定するのだが、その時の個別面談が私はまたとない機会であると位置付けている。

日頃部下と接する場面では見ることができない個性を垣間見ることが多いからだ。普段控え目で自分の意見をほとんど表にしない子が自己評価をほぼ満点をつけてきたことがあった。当然、自己評価点を私が削るわけだが、納得できない顔を見せた。

「3点満点で2点が「できる」、3点は「ス-パ-できる」だから、ここは2点としました。」と数十項目の評価ポイントで評価を落とした箇所をひとつずつ説明する。その作業が冷たいようだがきわめて事務的にできるのもこの時ぐらいであろう。もし普段の昼休みに呼びとめて個別の仕事ぶりに注文・注意をするならそこまでドライに割り切ってできないものだ。

学生時代には通信簿の中身などまったく気にしないでいたのに、企業人となると面談中のひと言ひと言にまで神経質になる。人を評価することにより神経を使う時代になっている。