↑↑このブログへの応援クリックをよろしくお願いします。更新の励みに頑張ります! 求人採用をしていると、時に物凄い数の資格をもつ方に出会うことがある。営業志望・事務系志望にかかわらず、最近では新卒(大卒)でも簿記や宅建をすでに取得している応募者が珍しくない。

私は、そうした人物には面接では必ず資格の取得目的と動機を質問するようにしている。履歴書に明記する以上は、それを活かせる仕事に就きたいだろうし、自分が努力して合格した結果でもあり、面談者は一様にそのときは目を輝かせて自己アピ-ルするものである。

面接は先生と生徒のような関係でおこなっても意味が無い。第一の目的は対象者の「人となり」を掴むことであり、会話の中の話しぶりで相手の知識・教養・理解力・社会常識を見極める。

履歴書のスペ-スの一部に「保有する資格」を書く欄があるものには、自然と目が行く。そこに簿記や宅建といった社会人に人気の資格が入るのと、入らないのとでは採用側が受ける勝手な先入観が随分と違ってくる。

失礼な物言いになるが、何十年も前に取った「英検2級」や、「漢字検定○級」は場違いだろう。高卒の新卒採用の人物紹介の欄に「図書係」とか「生徒会副会長」とか書かれているのを見ると昔を思い出し微笑ましくなるが、社会人相手では全く意味がない。

面接官との会話で「資格談義」に花が咲くぐらいが丁度良い。面接官はその資格の難易度より、談義に進め方に大人らしさを感じるか、嫌らしさを感じるかで貴方を判断していることを忘れないでほしい。