人事部長の本音 ~【転職】を成功させるヒント

転職活動・就職活動の成功を応援するブログ。中堅企業(従業員500名)の総務・人事部長として採用部門を統括、年間新卒20名、中途組20名以上採用し、通年でほぼ毎週、年間のべ300名以上の面接・書類審査等の採用実務に追われる日々の中で気づいたことを直言する。

資格ホルダ-の死角


↑↑このブログへの応援クリックをよろしくお願いします。更新の励みに頑張ります! 求人採用をしていると、時に物凄い数の資格をもつ方に出会うことがある。営業志望・事務系志望にかかわらず、最近では新卒(大卒)でも簿記や宅建をすでに取得している応募者が珍しくない。

私は、そうした人物には面接では必ず資格の取得目的と動機を質問するようにしている。履歴書に明記する以上は、それを活かせる仕事に就きたいだろうし、自分が努力して合格した結果でもあり、面談者は一様にそのときは目を輝かせて自己アピ-ルするものである。

面接は先生と生徒のような関係でおこなっても意味が無い。第一の目的は対象者の「人となり」を掴むことであり、会話の中の話しぶりで相手の知識・教養・理解力・社会常識を見極める。

履歴書のスペ-スの一部に「保有する資格」を書く欄があるものには、自然と目が行く。そこに簿記や宅建といった社会人に人気の資格が入るのと、入らないのとでは採用側が受ける勝手な先入観が随分と違ってくる。

失礼な物言いになるが、何十年も前に取った「英検2級」や、「漢字検定○級」は場違いだろう。高卒の新卒採用の人物紹介の欄に「図書係」とか「生徒会副会長」とか書かれているのを見ると昔を思い出し微笑ましくなるが、社会人相手では全く意味がない。

面接官との会話で「資格談義」に花が咲くぐらいが丁度良い。面接官はその資格の難易度より、談義に進め方に大人らしさを感じるか、嫌らしさを感じるかで貴方を判断していることを忘れないでほしい。


企業人としてのリセットを活かす


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4・5年前の就職氷河期なら通用した「第2新卒」なる人材も、景気が好転し人材不足感さえ漂うほどの状況下では新卒採用時に箸にも棒にもかからなかったそれなりの人材と判断されて仕方が無い。

新卒採用ならいざ知らず、中小企業が第2新卒と呼ばれる中途採用者に対して教育研修期間など設定することはまずないだろう。たとえ全くの異業種に転職できたとしても、仕事の中で、業務をこなしながら業界のル-ルなり身のこなしを学ぶ努力が必要になる。

企業の言う即戦力とはまず組織に溶け込み、同僚との信頼関係を構築し、謙虚に学ぶ姿勢を持てる人材である。前の職場でのやり方は新天地の職場ではほとんどが邪魔なだけである。

転職入社組の中で、即戦力としての心構えの出来ない人材の共通項は、いつまでたっても「この業界は経験が浅いんで、」と平気な顔で口に出す社員である。実は管理職組にそうした傾向が顕著に見られる。

その言葉を聞くたびに、「じゃ、うちで何ができるんだ」と突っ込みたくなる。

即戦力採用に求めらるものとは、なにも数字で結果を出すことではない。その人が組織に入って間もないのに、不思議ともう何年もその会社でやってきたように錯覚するほどテキパキと仕事を片づけていくタイプはどこに行っても仕事が出来る。

転職という機会は、それまで貴方が職業人として貼られて来たレッテルをリセットできる最高のチャンスである。新天地では、それまでのあなたを知る者はいない。だからこそ即戦力としての心構えをしっかりして、その最後のチャンスを有効に使って欲しいのである。


面接でのウソは「嘘も方便」なのか


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営業職を募集したときのこと。彼は私に対し致命的な嘘をつくことになる。40代半ばになる彼は自身の出身学部を学校教育学部と記入した履歴書を提出していた。面談の過程で経歴を確認すると、高校時代から県内強豪チ-ムでサッカ-選手としてならし、多くのJリ-ガ-を輩出するサッカ-の名門大学に進んだ経歴の持ち主であった。

その大学は偶然にも私の志望大学のひとつでもあった。年代も多少の前後はあるが、ほとんど変わらない世代である。当時、大学の沿革はしっかり調べていたのですぐにオヤっとした。その大学には体育学部があり、学校教育学部なるのもは存在した事実はない。

彼の意図することが頭を巡った。これまで多くの面接で、必ず出身学部の話になったのであろうと想像できた。「体育学部」のフレ-ズが彼の職探しに付きまとってきたに違いない。「体育」を「学校教育」としたことに彼の苦悩が伺えた。

当然不採用である。いい年してつまらない嘘をついた彼は、その先でも同じ嘘をつくのだろう。採用後に経歴詐称の憂き目を見ることに怯えながら。

嘘も方便というが志望動機なり、退職理由ならその場をしのぐことができるかもしれない。しかし経歴を偽るのは契約の信頼を裏切る行為であり、まったく許すことはできない。

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