人事部長の本音 ~【転職】を成功させるヒント

転職活動・就職活動の成功を応援するブログ。中堅企業(従業員500名)の総務・人事部長として採用部門を統括、年間新卒20名、中途組20名以上採用し、通年でほぼ毎週、年間のべ300名以上の面接・書類審査等の採用実務に追われる日々の中で気づいたことを直言する。

面接でのウソは「嘘も方便」なのか


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営業職を募集したときのこと。彼は私に対し致命的な嘘をつくことになる。40代半ばになる彼は自身の出身学部を学校教育学部と記入した履歴書を提出していた。面談の過程で経歴を確認すると、高校時代から県内強豪チ-ムでサッカ-選手としてならし、多くのJリ-ガ-を輩出するサッカ-の名門大学に進んだ経歴の持ち主であった。

その大学は偶然にも私の志望大学のひとつでもあった。年代も多少の前後はあるが、ほとんど変わらない世代である。当時、大学の沿革はしっかり調べていたのですぐにオヤっとした。その大学には体育学部があり、学校教育学部なるのもは存在した事実はない。

彼の意図することが頭を巡った。これまで多くの面接で、必ず出身学部の話になったのであろうと想像できた。「体育学部」のフレ-ズが彼の職探しに付きまとってきたに違いない。「体育」を「学校教育」としたことに彼の苦悩が伺えた。

当然不採用である。いい年してつまらない嘘をついた彼は、その先でも同じ嘘をつくのだろう。採用後に経歴詐称の憂き目を見ることに怯えながら。

嘘も方便というが志望動機なり、退職理由ならその場をしのぐことができるかもしれない。しかし経歴を偽るのは契約の信頼を裏切る行為であり、まったく許すことはできない。

サラリ-マンがプロ野球選手に勝てる時代


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プロ野球・ジャイアンツの上原浩治投手(43)が昨年自由契約(その後異例の再契約)となっていた。ワールドシリ-ズで胴上げ投手となったことは記憶に新しいところだ。入団1年目から20勝投手となり、沢村賞受賞など、球団にとっては大功労者の部類のはずなのにその年の成績がすべての全く厳しい世界だ。

 

彼の43歳という年齢はサラリ-マンでいえばまだまだ若輩者扱いだろう。当然、老後の生活の心配がないくらいの蓄えはあるだろうが、今後どうするのだろう?と考えさせられる。金銭だけではない「生きがい」「社会とのつながり」を持ち続けない人間は精神的な問題を抱えがちだからだ。

 

プロ野球は成功する者の何十倍の脱落者が存在する厳しい世界だ。入団1年目は年収400万程度の選手がけっこう多く、最近珍しくない高額大卒初任給レベル以下の世界でもあることはあまり伝えられていない。仕事人としてはまだ若手に属する30歳で「ベテラン選手」と称され、選手として契約できる選手は一握りであり、生涯収入を考えるとプロ野球選手とサラリ-マンとの差が無くなる時代がすでに来ていると言って過言ではない。

 

「プロ経営者」「カリスマ経営者」たちの巨額役員報酬の実態がクロ-ズアップされた日産自動車問題ともいえるだろう。カリスマ経営者カルロス・ゴ-ンの功績である情け容赦ない組織の組み換えもプロ野球の世界では日常的なドライな決断と重なる。両者の金銭・仕事観の距離は確実に詰まっている。



社会人としての「心の筋トレ」


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新卒の新入社員を迎える準備をしはじめた。企業にしてみれば備品調達も事務用品からパソコン、貸与する携帯電話、デスク、チェアとなれば10万~20万に及ぶこともめずらしくない。

そういったコストを新入社員に理解させるのも導入研修の入口に必要なことである。企業人として会社の収益に貢献する以前に、会社は社員ひとりひとりに投資をしていることを解らせることは重要である。

学生時代のアルバイト感覚で、一定の時間さえ会社に居れば自動的に賃金が貰えるといった甘えの感覚が社員の成長を邪魔する。仕事とは、成果に対してはじめて報酬が得られるものであるということを意識づけることが新人研修の最終目的だろう。

あまり最初から厳しい現実ばかり話すと「自分はブラック企業に就職してしまったのか」なんて笑えない相談を受ける羽目になりかねない時代だ。

新人には、「いつまでも社会人としての「社会の荒波」から逃避してばかりはいられない。上司、同僚のサポ-トは大切だが、ストレスを背負い、消化する強さを身につけなさい。仕事を時間の切り売りと割り切るのは甘えだ。」と伝えている。

社会人としての「心の筋トレ」を企業側がどのようにプラン設定するのか。人事管理の大きな課題である。


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